谷口純一公認会計士事務所

記帳代行や会計ソフトを使う前に知っておきたい、たったひとつの注意点

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記帳代行や会計ソフトを使う前に知っておきたい、たったひとつの注意点

記帳代行や会計ソフトを使う前に知っておきたい、たったひとつの注意点

2026/10/17

通帳と連携すれば、仕訳は自動。

レシートを撮影するだけで、帳簿が完成。

月額数千円で、記帳はすべてお任せ。

最近は、会計を楽にしてくれるサービスが本当に増えました。本当に便利な時代です。

ただ、一つだけ知っておいてほしいことがあります。

 

記帳代行や自動連携が拾えないもの

記帳代行や自動連携で作る帳簿は、提示された資料や、データとして流れてきた情報を拾っています。

通帳を通ったお金。撮影されたレシート。送られてきた資料。

では、提示されず、データとしても流れてこない取引は、どうなるのでしょうか。

滞納している請求書。

残高が足りず、落ちなかった引き落とし。

「来月払うから」と待ってもらっている支払い。

これらは、通帳にもレシートにも出てきません。

どんなに優秀なソフトでも、どんなに丁寧な代行業者でも、存在を知らないものは載せられないのです。

こうして、払うべきものが抜け落ちたまま、帳簿は静かに完成します。

利益は、黒字。

 

本当に怖いのは、傾いてから

普段は、困りません。決算書は黒字で、銀行も何も言わない。

問題が表に出るのは、資金繰りが苦しくなったときです。

おかしいと気づいて、実態を調べ直す。すると、帳簿に載っていなかった未払いが次々に出てくる。

ここで、後戻りできない現実に直面します。

正しく直した瞬間、これまで銀行に出してきた決算書は、実態と違っていたことになる。

「黒字だと思っていた会社」は、「実は赤字だった会社」に変わります。

資金を一番必要としているタイミングで、信用まで失うことになるのです。

しかも、過去にさかのぼって未払いを洗い出すには時間がかかります。その間にも、資金は減り続ける。

傾いてから直そうとしても、間に合わないことがあるのです。

 

外に任せるなら、渡すことがスタートライン

便利なサービスを使うこと自体は、悪いことではありません。

社長は現場で忙しい。数字の作業を外に任せるのは、理にかなっています。

大切なのは、一つだけ。

必要な情報を、適時に、網羅的に渡すこと。

払ったものだけでなく、払えていないものも含めて。決算前にまとめてではなく、毎月。

これが、正しい会計のスタートラインです。

楽な仕組みを使うほど、この一点は社長にしかできない仕事になります。

 

「会計は任せてあるから、大丈夫なはず」

そう思いながら、どこかで少しだけ引っかかる。

その引っかかりが、会社の生死を分けることがあります。

傾く前なら、打てる手はたくさんあります。

 

この度はブログを読んで頂きありがとうございました。

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中小企業のチェンジメーカー 谷口純一

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