「銀行融資が受けられない…」資金調達の選択肢を広げる方法
2025/05/21
「会計専門家として経営者に伴走し、日本をもっと元気にしたい。」
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「銀行融資が受けられない…」資金調達の選択肢を広げる方法
資金繰りに悩む経営者にとって、銀行融資が受けられない状況は大きな課題です。「事業拡大のために資金が必要なのに、融資が通らない…」そんなとき、どのように資金調達の選択肢を広げるべきでしょうか。本記事では、融資が受けられない理由を理解し、銀行以外の資金調達の方法を紹介します。
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1. 銀行融資が通らない理由を知る
まず、なぜ銀行融資が受けられなかったのかを分析することが重要です。多くの場合、「債務者区分」が大きな影響を与えます。
債務者区分とは?
銀行は融資審査の際、企業を「正常先」「要注意先」「要管理先」「破綻懸念先」「実質破綻先」などの債務者区分に分類します。例えば、「要注意先」に分類されると、返済能力に懸念があると判断され、融資の審査が厳しくなることがあります。
改善策
- 財務状況を改善し、「正常先」へ戻す努力をする。
- 決算書の整理や利益率の向上を図る。
- 銀行との関係を構築し、信用を高める。
銀行融資を再検討する前に、これらの改善策を実施し、債務者区分を良い方向へ導くことが必要です。
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2. 銀行以外の資金調達方法
銀行融資が難しい場合、他の資金調達手段を考える必要があります。以下の方法を検討してみましょう。
① ファクタリング(売掛債権の現金化)**
売掛金を早期に現金化する方法で、銀行融資を受けずに資金を確保できます。
- メリット:返済義務がなく、短期間で資金調達が可能。
- デメリット: 手数料がかかるため、費用対効果を検討する必要あり。
② クラウドファンディング
新しい事業や商品開発のために資金を募る方法です。
- **メリット:** 資金提供者との直接のつながりが生まれ、ブランド認知度向上にも役立つ。
- **デメリット:** 資金調達に成功するかどうかは、企画の魅力次第。
③ ベンチャーキャピタル・投資家からの出資
成長可能性のある事業ならば、ベンチャーキャピタルや投資家から資金提供を受けることも可能です。
- メリット:一定の資金規模を確保でき、事業の拡大が可能。
- デメリット:経営への関与が強くなる可能性がある。
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3. 事業計画を整え、資金調達成功率を高める
銀行融資に限らず、どの資金調達方法でも、事業計画が明確であることが重要です。
- 収益モデルをしっかり設計する。
- 成長戦略を明確にし、投資家や資金提供者に信頼を得る。
- 資金繰りを適切に管理し、調達後の資金活用計画を示す。
例えば、ある企業は資金調達の前に、詳細なビジネスプランを作成し、投資家に説明した結果、希望額の資金を確保することができました。
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まとめ
銀行融資が受けられなくても、資金調達の方法は複数存在します。債務者区分の改善を図ることはもちろん、ファクタリングやクラウドファンディングなどの選択肢を活用することで、資金を確保できる可能性が広がります。資金調達の成功には、事業計画の整備と信用の積み重ねが不可欠です。ぜひ、これらのポイントを活用し、資金調達を進めてみてください。
この度はブログを読んで頂きありがとうございました。
経営に“財務の目線”を
中小企業のチェンジメーカー 谷口純一
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