谷口純一公認会計士事務所

「あれ?利益が出ているのにお金が減ってる?」中小企業の資金繰りを改善する本当の方法

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「あれ?利益が出ているのにお金が減ってる?」中小企業の資金繰りを改善する本当の方法

「あれ?利益が出ているのにお金が減ってる?」中小企業の資金繰りを改善する本当の方法

2025/05/20

資金繰りに悩む中小企業の経営者は少なくありません。「売上はあるのに資金が不足する」「毎月の支払いが厳しい」など、資金繰りが悪化すると事業運営に支障をきたします。しかし、適切な対策を講じれば、資金の流れを改善し、経営の安定につなげることができます。本記事では、中小企業が資金繰りを改善するための具体的な方法について解説します。

 

 

「会計専門家として経営者に伴走し、日本をもっと元気にしたい。」

このブログでは、上場会社から中小零細企業まで数多くの企業経営をサポートしてきた“中小企業のチェンジメーカー”を目指す公認会計士・税理士である谷口純一が、自身の経験と知識を繁盛を目指す皆様のお役に立てる情報として発信していきます。

 

中小企業の資金繰りを改善する方法

 

1. キャッシュフローを把握し、改善する

資金繰りの改善には、キャッシュフロー(現金の流れ)を正しく把握することが第一歩です。多くの経営者は売上に注目しがちですが、実際には「入金タイミング」と「支払いタイミング」の管理が重要です。

キャッシュフロー計算書では、ある期間のお金の流れを①営業活動によるキャッシュフロー、②投資活動によるキャッシュフロー、③財務活動(資金調達)によるキャッシュフローに分けて表現されます。

 

改善策

- キャッシュフロー計算書を作成し、現状を把握する。キャッシュフロー計算書は、損益計算書の期間発生額と貸借対照表の期間増減を調整することにより作成します。

これにより、損益書で利益が出ているのに資金が貯まっていかない構造やその要因が見えてきます。

- 売掛金の回収を早めるための仕組みを整える。

- 仕入れや固定費の支払いを遅らせる交渉を行う。

 

例えば、ある製造業の経営者は、顧客からの入金が遅く、仕入れの支払いに苦しんでいました。そこで「請求書の発行を早める」「短期間の売掛金回収を導入する」といった施策を実施し、資金繰りが改善しました。

 

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2. 不要な固定費を見直す

固定費は毎月必ず発生するため、経営を圧迫する要因になります。特に不要な支出が積み重なると、資金繰りが厳しくなります。

 

改善策

- 賃料や光熱費の削減を検討する。

- 使っていないサブスクリプションサービスの解約。

- 業務の効率化による人件費の最適化。

 

例えば、ある企業はオフィスの規模を縮小し、リモートワークを導入したことで、賃料を大幅に削減。その結果、年間数百万のコスト削減に成功しました。

 

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3. 資金調達の選択肢を広げる

銀行融資だけでなく、資金調達の選択肢を広げることで、資金繰りの余裕を確保できます。

 

活用できる資金調達方法

- 売掛債権を活用したファクタリング

- 政府系金融機関の支援策

- クラウドファンディングや投資家からの資金調達

 

例えば、あるスタートアップ企業はクラウドファンディングを活用し、事業資金を集めることに成功。銀行融資を受けるよりも迅速に資金を確保できました。

 

利益と資金繰りは同時に把握できません。

正しい知識の理解とその実践で資金繰り管理により会社の財務基盤を強化し、本業に集中できる環境を整えていきましょう!

 

 

この度はブログを読んで頂きありがとうございました。

経営に“財務の目線”を

 

中小企業のチェンジメーカー 谷口純一

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