「心を開ける相手にはどんどん話しましょう!」
2025/07/18
「クライアントからあるイベントへの出展に迷っていると相談がありました」。こうした相談は珍しくありません。ビジネスにおいて意思決定は常に責任を伴い、時に孤独です。けれど、そのプロセスを一人で抱える必要はありません。
「会計専門家として経営者に伴走し、日本をもっと元気にしたい。」
このブログでは、上場会社から中小零細企業まで数多くの企業経営をサポートしてきた“中小企業のチェンジメーカー”を目指す公認会計士・税理士である谷口純一が、自身の経験と知識を繁盛を目指す皆様のお役に立てる情報として発信していきます。
「心を開ける相手にはどんどん話しましょう!」
その経営者の方とは、これまで何度も「事業への想い」や「やりたいこと」についてキャッチボールしてきた関係です。数字も一緒に追いながら、意思決定に伴走してきたからこそ、「今この悩みが出てきた背景」や「迷いの種類」までリアルに伝わってきました。
だから、壁打ちのように話していただいた内容が、まるで自分のことのように自然に受け止めることが出来ました。
まず僕が尋ねたのは、「一番の目的はなんのためなんでしょうか?狙ってる効果って言語化できてますか?」ということ。イベントに出ること自体が目的になってしまうと、「すごいから出てみる」という感覚に流されがちです。もちろん相談された方はそんな安直な検討はされていません。
しかし、目的や狙いを言葉に出来ていると、費用対効果もお金の大小だけでなくより具体的に考えられるようになります。
ケースバイケースですが、意思決定の場ではすぐに答えに急いではいけません。焦って判断すると、見落としてしまう前提や可能性があるからです。実際、こちらの提案の前提とクライアントの頭の中の前提が違うこともあります。だからこそ、丁寧に思考整理することが重要です。
目的が決まると、そのためにどんな準備が必要なのか、絶対持って帰りたい成果は何かということが具体的に考えられ、優先度も見えてきます。
ひとつずつ言葉にしていかないと見えて来ないものがあるんですよねー
人に言っておいて自分のことも言語化出来ておらずモヤモヤしてしまうこともあるなーと感じました。
目的、期待する成果、ターゲット、予算、リスク…。それらを順に言語化していくことで、漠然とした不安や迷いが、具体的な課題として浮かび上がってきます。
意思決定は孤独な作業に見えるかもしれません。でも、問いを投げかけ、言葉にするプロセスを共に歩む存在がいれば、その孤独は少しずつ和らぎます。誰かと一緒に考えることで、見えていなかった選択肢や視点が開かれるのです。
「出るか出ないか」ではなく、「なぜ出るのか」「出ることで何を得たいのか」。その問いに向き合うことで、意思決定はより納得感のあるものになります。そしてその納得感こそが、次の一歩を確かなものにしてくれるのです。
この度はブログを読んで頂きありがとうございました。
経営に“財務の目線”を
中小企業のチェンジメーカー 谷口純一
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BanSol 谷口純一公認会計士事務所
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