「決算書は見ているが、数字の意味がピンとこない…」財務情報を経営の武器として活用する方法
2025/06/06
「会社の財務状況を把握しているつもりなのに、実際の経営判断に活かせていない…」「決算書は見ているが、数字の意味がピンとこない…」。そんな悩みを抱えている経営者は少なくありません。経営には不確定要素が多く、外部環境の変化や市場動向を完全に予測することは困難です。だからこそ、会計情報は経営における唯一の事実情報として、意思決定の基盤となります。本記事では、財務情報を経営の武器として活用し、確信を持った判断をする方法を解説します。
「会計専門家として経営者に伴走し、日本をもっと元気にしたい。」
このブログでは、上場会社から中小零細企業まで数多くの企業経営をサポートしてきた“中小企業のチェンジメーカー”を目指す谷口純一が、自身の経験と知識を繁盛を目指す皆様のお役に立てる情報として発信していきます。
経営判断に確信が持てない…財務情報を経営の武器として活用する方法
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1. 会計データが「過去の記録」で終わっている
多くの中小企業が抱える課題の一つは、会計データを「単なる記録」として扱ってしまっていることです。税理士に決算処理を依頼し、毎年の数字は確認しているものの、経営の改善にはつながっていないというケースがよくあります。
しかし、財務データは企業の「健康状態」を示すもの。例えば、売上は伸びているのに資金繰りが厳しい場合、それは売掛金の管理に問題があるか、設備投資や資金調達と返済のバランスが崩れている可能性があります。
また、ただ数字の変化を形式的に見るだけでなく、その数字の背景にある事業活動について「そもそも売上が伸びた原因は企業としてどのように考えているか、その根拠は?その商品の採算は?」といった事業活動との結びつきを深ぼることが本当の財務分析であり、未来の事業活動へ活かすということです。こうした「財務の本当の姿」を理解することが、経営の安定や目標利益達成による従業員への利益還元など、「経営者の想い」の達成することにつながるのです。
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2. 財務のプロだからこそ見える「経営の盲点」
このような課題を解決するために、公認会計士だからこそ提供できる「現状把握サービス」が役立ちます。税理士事務所の記帳代行の延長業務とはサービスの主目的が異なり、「税務対応」ではなく「財務状況の分析」に特化しているため、単なる会計処理ではなく、事業の未来を見据えた戦略のサポートを行うことができます。
例えば、財務データを整理することで、以下のような具体的な経営課題が浮かび上がります。
- 収益構造のバランスは適切か?
→ 利益を生み出せる商品やサービスに的を絞った経営資源の集中ができているか。がむしゃら経営、思いつき経営となっていないか?
- キャッシュフローは健全か?
→ 売上が上がったのに資金が不足する原因を特定し、改善策を考える。
- 固定費と変動費の管理は適切か?
→ 無駄なコストを削減し、利益率を向上させる。
こうした分析を通じて、「財務の不安を解消し、”ロマン”と”そろばん”どちらの理想も実現する経営を目指せるようになります。
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3. 今の中小企業に求められる「経営の視点」
現代の市場環境は変化が激しく、経営者はスピーディーな意思決定を求められます。そのため、財務データを単なる報告書として扱うのではなく、事業を改善するための「生きた情報」として活用することが重要です。
例えば、以下のような点を意識すると、財務データが経営の強力な武器になります。
- 毎月の財務状況を把握し、変化や問題を早期に発見する
- 財務データを根拠に、売上目標や資金計画を立てる
- 経営の意思決定を論理的に進め、不安を減らす
経営には不確定要素が多く、すべてのリスクを予測することは困難です。しかし、会計情報は経営における唯一の事実情報であり、これを活用することで、変化する環境の中でも確信を持った経営判断が可能になります。
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まとめ
「財務状況は把握しているつもりだけど、実際の経営判断に活かせていない…」そんな不安を抱えているなら、財務のプロによる「現状把握サービス」を活用することで、財務の本当の姿を明確にし、経営判断の精度を高めることができます。
このサービスは、税務処理の延長ではなく「未来の経営戦略を支える財務分析」に特化しており、そのようなスキルを習得する時間がとれない経営者がスピーディーに資金繰りの改善や収益構造の強化を実現することをサポートします。経営における唯一の事実情報である会計情報を活用しながら、確信を持った経営判断をしたいと考えている経営者にとって、必要不可欠な機能といえるでしょう。
あなたの会社は、財務データを本当に活かせていますか?ぜひ、この機会に見直してみてください。
この度はブログを読んで頂きありがとうございました。
経営に“財務の目線”を
中小企業のチェンジメーカー 谷口純一
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