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「毎月決算書を見るのが楽しみになる!!」経営者が押さえるべき財務ポイント

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「毎月決算書を見るのが楽しみになる!!」経営者が押さえるべき財務ポイント

「毎月決算書を見るのが楽しみになる!!」経営者が押さえるべき財務ポイント

2025/06/04

経営者にとって財務状況を把握することは重要ですが、「決算書を見ても何が問題なのか分からない」と感じることもあるでしょう。実は、決算書の数字をただ見るだけでは経営の本質を理解することは難しく、月次会計が経営状況を表していない場合、いくら数値と向き合っても深掘りできないという課題があります。本記事では、経営者が押さえるべき財務のポイントについて解説し、毎月決算書を見ることが楽しみになるための知識を提供します。 

 

「会計専門家として経営者に伴走し、日本をもっと元気にしたい。」

このブログでは、上場会社から中小零細企業まで数多くの企業経営をサポートしてきた“中小企業のチェンジメーカー”を目指す谷口純一が、自身の経験と知識を繁盛を目指す皆様のお役に立てる情報として発信していきます。

 

「毎月決算書を見るのが楽しみになる!!」経営者が押さえるべき財務ポイント

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1. 月次発生主義会計の重要性

 

多くの中小企業では、入金出金のタイミングで収益費用を計上する「現金主義会計」で月次決算を行っているケースが少なくありません。しかし、これでは売上や費用が適切に計上されず、毎月の利益が実態を反映せず経営判断がブレる原因になります。  

 

そこで重要なのが、月次発生主義会計です。発生主義では、「売上が発生した時点」「費用が発生した時点」で計上するため、経営の実態をより正確に把握できます。例えば、6月に仕入れた商品が8月に売れる場合、その売上を8月の収益として計上することで、収益と費用の対応関係が明確になります。  

 

この仕組みによって、キャッシュフローだけでは見えにくい「本当の収益性」を分析し、適切な経営判断につなげることができます。  

 

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2. 在庫調整で利益の実態を正しく把握する

 

製造業や小売業を営む経営者が決算書を読み解く際に忘れてはいけないのが、在庫調整です。在庫が適正に管理されていないと、利益の数字が大きく変動し、本当の経営状況が見えなくなります。  

 

例えば、製造業や小売業では「売れていない在庫」が倉庫に残っている場合、それが利益に影響を与えます。月次決算時に過剰な在庫を正しく評価しないと、利益が過大に計上されることがあり、資金繰りが悪化する原因になります。  

 

この問題を防ぐためには、在庫の管理方法を改善し、定期的な在庫評価を行うことが大切です。過剰在庫を減らしながら、適切な売上と費用のバランスを取ることで、財務の安定性を確保できます。  

 

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3. 日々の会計処理から改善する必要がある 

 

「決算書が読めない」と感じる理由のひとつは、日々の会計処理が適切に行われていないことにあります。決算時に大きな数字のズレを感じる場合、その原因は日々の経理業務にあることが多いのです。  

 

改善策

- リアルタイムでデータを管理する(クラウド会計ソフトの活用)  

- 発生主義で収益と費用を整理する

- 在庫管理を適切に行い、数字の正確性を担保する

-会計事務所に委託している場合、毎月の資料収集と定期的な資料提示を怠らない

 

例えば、月末だけまとめて帳簿をつけるのではなく、日々の取引を正確に記録しておくことで、決算時に「どこで利益が出ているのか?」をスムーズに分析できます。  これが、自社で経理業務を行っている会社の重視している目的であり最大のメリットです。

 

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まとめ

 

経営者が財務を理解し、適切な判断をするためには、「月次発生主義会計」「在庫調整」「日々の会計処理」の3つのポイントを押さえることが重要です。BanSol谷口純一公認会計士事務所の「現状把握サービス」でも、この課題を解決することで多くの会社で損益構造の可視化が進み会計情報が経営判断のデータとして機能するケースが非常に多いです。

 

月次会計が経営の実態を表していない場合、どれだけ数値を分析しても正しい結論には至りません。決算書の数字だけでなく、日々の財務管理の基礎を整えることで、企業の持続的な成長を実現できるでしょう。  

 

まずは、自社の財務状況を正しく把握することから始めてみてください!  

 

この度はブログを読んで頂きありがとうございました。

経営に“財務の目線”を

 

中小企業のチェンジメーカー 谷口純一

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