谷口純一公認会計士事務所

中小企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)を進めなければならない本当の理由

お問い合わせは
こちら
財務コンサルティング
専門ページはこちら

中小企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)を進めなければならない本当の理由

中小企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)を進めなければならない本当の理由

2025/06/02

中小企業の経営者の中には「DXを進めるメリットはあるのか?」「何から始めればいいのかわからない」と悩む方も多いでしょう。近年、多くの企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)に注目しています。DXは単なるデジタル化ではなく、業務の効率化と競争力向上につながる重要な取り組みです。本記事では、中小企業がDXを進める方法について解説します。  

 

 

「会計専門家として経営者に伴走し、日本をもっと元気にしたい。」

このブログでは、上場会社から中小零細企業まで数多くの企業経営をサポートしてきた“中小企業のチェンジメーカー”を目指す谷口純一が、自身の経験と知識を繁盛を目指す皆様のお役に立てる情報として発信していきます。

 

中小企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)を進めなければならない本当の理由

これまでの支援経験から、中小企業がDXに取り組むメリットとして以下と考えています。

 

①生産性向上による人手不足の解消

②根拠ある意思決定のスピードアップ

③客観的なデータのタイムリーな把握により経営状況の変化に早く気付ける

④経営状況の可視化による他社への情報共有

 

これらのメリットを享受することで、中小企業の課題である人手不足やトライアンドエラーの質が向上します。

 

1. DXの第一歩:手書き作業からの脱却

 

多くの中小企業では、今も紙ベースの業務が残っています。請求書の発行、経費精算、顧客管理などを手書きで行っていると、ミスが発生しやすく、業務のスピードが落ちてしまいます。  経理作業に関しても他の帳簿から他の帳簿への転記作業や過去月の修正があった場合の再集計作業など現代のツールであれば不要な作業が必要となります。

 

DXの第一歩は、「紙からデジタルへの移行」です。例えば、クラウド会計ソフトを導入することで、請求書や経費精算の作業をオンライン上で簡単に管理できるようになります。また、手書きの帳簿をエクセル化することにより、紙の書類を保管する手間が省け、業務の正確性と適時性が向上します。 

 

ただし、DX化できない作業があることも忘れてはいけません。例えば、日々の領収書や請求書の網羅的な収集と整理はデータ化のスタート地点であるため、紙でしか受け取れない以上、その業務を完全に削減することはできません。こうしたプロセスを適切に管理しながら、デジタル化を進めることが重要です。  この点、現金取引をクレジットカードに制限するなど取引がデータで残るよう可能な限り現金取引を減少させることで作業ボリュームを小さくすることは可能です。

 

---

 

2. 転記からの解放:業務の自動化を進める

 

中小企業の現場では、手書きの情報をExcelに入力したり、複数の帳簿に同じ情報を転記したりする作業が多く見られます。これらの「転記作業」は時間を浪費し、ミスの原因になります。  

 

DXを進めることで、この転記作業から解放されます。例えば、クラウド型の顧客管理システム(CRM)を導入すれば、顧客情報を一元管理し、営業チームや経理担当者がリアルタイムで必要な情報を確認できるようになります。また、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)を活用すれば、繰り返しのデータ入力作業を自動化できるため、より重要な業務に時間を割くことができます。  

 

---

 

3. 副次的なメリット:DXがもたらす経営革新

 

-データへのアクセス性の向上

DXの導入には業務効率化だけでなく、企業の競争力を向上させる副次的なメリットがあります。例えば、クラウドシステムの活用により、従業員がリモートワークをしやすくなり、人材確保の選択肢が広がります。また、情報が物理的なファイルではなくデータとして蓄積されることで誰でもその情報が必要なときに確認することができる。

 

-加工可能なデータの情報としてその後の利活用場面が拡大する

データ分析ツールを活用すれば、顧客の購買傾向を把握し、より効果的なマーケティング戦略を立てることが可能になります。 データで保管することで、異なる視点(例えば事業別、取引先別、商品別など)での集計や比較作業が可能となり、その会社にしかない経営判断の材料となる元データが蓄積できるなど情報の質が向上します。 

 

このように、DXは単なる業務改善ではなく、企業の未来を形作る重要な取り組みです。まずは小さなステップから始めて、デジタル化による変化を実感しながら進めていくことが成功の鍵となります。  

 

---

 

まとめ 

 

中小企業がDXを進める際は、「手書き作業からの脱却」、「転記からの解放」、そして「副次的なメリット」を意識することが重要です。紙ベースの業務からクラウド化を進め、データ入力の自動化を取り入れることで、業務の効率を向上させながら、競争力を強化できます。ただし、DX化できない作業もあるため、その点を考慮しながら適切にデジタル化を進めることが重要です。  

 

DXは企業の成長を支える重要な要素です。ぜひ、できるところから取り組んでみてください!  

 

 

この度はブログを読んで頂きありがとうございました。

経営に“財務の目線”を

 

中小企業のチェンジメーカー 谷口純一

----------------------------------------------------------------------
BanSol 谷口純一公認会計士事務所
住所 : 京都府京都市伏見区深草北蓮池町908 
電話番号 : 090-6961-0008


京都市で事業計画作成を支援

京都市で企業様の経営改善を支援

京都市で経営改善をサポート

京都市で業務効率化を支援

京都市で企業様の成長支援に尽力

----------------------------------------------------------------------

当店でご利用いただける電子決済のご案内

下記よりお選びいただけます。