「判断に自信が持てない…」意思決定を強くする考え方
2025/05/28
経営者やリーダーが意思決定に迷う場面は少なくありません。「この選択が本当に正しいのか?」「もっと良い決断があるのではないか?」と考えすぎてしまい、結果として判断を先送りしてしまうこともあります。実は、意思決定において大切なのは、「正しい答えを出すのではなく、正しい問いに答えることが重要」 という視点です。本記事では、意思決定を強くするための考え方を解説します。
「会計専門家として経営者に伴走し、日本をもっと元気にしたい。」
このブログでは、上場会社から中小零細企業まで数多くの企業経営をサポートしてきた“中小企業のチェンジメーカー”を目指す公認会計士・税理士である谷口純一が、自身の経験と知識を繁盛を目指す皆様のお役に立てる情報として発信していきます。
「判断に自信が持てない…」意思決定を強くする考え方
1. 「クリティカルシンキング」で決断力を鍛える
意思決定に自信を持つためには、クリティカルシンキング(批判的思考)を活用し、「思い込みではなく、論理的な判断」をすることが不可欠です。
例えば、経営戦略の選択肢を検討する際、「この方法は本当に最適か?」と考えるのではなく、「そもそもこの課題の本質は何か?」 と問い直すことで、より本質的な判断が可能になります。問題の表面だけを見るのではなく、その背後にある構造や前提条件を疑うことが、強い意思決定を支える基礎となります。
---
2. 「問題箇所」を正しく把握する
意思決定の際には、「何が本当の課題なのか?」を正確に特定することが重要です。時として、目の前の問題が本質ではなく、別の要因が根本原因になっていることがあります。
例えば、「売上が伸び悩んでいる」という課題があった場合、単に「広告を増やす」ことを解決策と考えるのではなく、「市場のニーズと商品の提供価値がズレていないか?」といった視点から問題箇所を探ることが重要です。こうすることで、表面的な施策ではなく、本質的な解決策を導き出せるようになります。
---
3. 「事実情報」を基に意思決定する
不確実な情報や感情に流されることなく、意思決定を強くするためには、事実情報を基に考えることが欠かせません。
例えば、新規事業の展開を考える場合、「このアイデアは成功するか?」と不安に思うことがあるでしょう。しかし、曖昧な感覚ではなく、市場調査データ、競合分析、過去の事例などの「事実情報」をもとに判断することで、より合理的な決断が可能になります。
データに基づく意思決定は、「決断の根拠」を強くし、後々の修正や改善もスムーズに進められるメリットがあります。
---
4. 「正しい問い」に答えることで、最適な解決策を導き出す
多くの人が「正しい答え」を求めがちですが、実際には「問いの設定」が意思決定の精度を左右します。
例えば、「新しいマーケティング戦略は成功するか?」と問いを立てるのではなく、「どの市場に、どの価値を届けることが最も適切か?」と問うことで、より明確な判断基準を持つことができます。
意思決定に迷ったときは、「この問いの立て方は適切か?」と自問し、より本質的な視点から考える習慣をつけることが重要です。
---
まとめ
意思決定に自信を持つためには、クリティカルシンキングを活用し、正しい問いに答える視点を持つことが重要です。問題箇所を正しく把握し、事実情報をもとに判断することで、強く合理的な意思決定が可能になります。経営や日々の選択において、「どの問いを立てるべきか?」を意識することで、より確信を持った判断ができるようになるでしょう。
今回のポイントを活用し、迷いを減らしながら、より強い意思決定を進めてみてください!
この度はブログを読んで頂きありがとうございました。
経営に“財務の目線”を
中小企業のチェンジメーカー 谷口純一
----------------------------------------------------------------------
BanSol 谷口純一公認会計士事務所
住所 : 京都府京都市伏見区深草北蓮池町908
電話番号 : 090-6961-0008
京都市で企業様の経営改善を支援
京都市で経営改善をサポート
京都市で企業様の成長支援に尽力
----------------------------------------------------------------------