中小企業における経営改善のプロセス
2025/03/24
経営改善のプロセスは、①現状把握、②事業計画(未来予測)、③次の一手の検討(起動修正の必要性の評価)という文字にすると非常にシンプルなプロセスです。ではなぜそれがうまくいかないのかこれまでの経験から思うことを記載します。
中小企業における経営改善のプロセスに不足しているのは課題意識と課題発見の機会の2つの要素です。
具体的には事実情報に基づき「なぜそうなのか?」「このままいくと自社にどのような影響がでるのか?」という意識が低いということです。
なぜその意識が低いのかということを考えたとき、これまでの経験から課題を認識するための情報に触れる機会がないからではないかと仮説を立てました。企業が課題認識する情報として利用できる唯一の事情情報は業績、つまり会計情報です。
会計情報を税金計算のために仕方なく作成しないといけないもの、経営者は数字に弱くても仕方ない、トップセールスマンであれば良いという古くからの認識が、中小企業が数字と向き合う機会を持たない文化をとして根強く残っており、経営環境が目まぐるしく変化する現代で数字としての変化に気づかず、肌で感じるころには経営環境がおおきく悪化しているという状況が生まれる要因となっているのではと考えています。
とはいえ会計に関する知識をつけ、変化に気付ける財務の目線を習得することは容易ではなく、その時間を経営者の方がとるのは中小企業の経営者には難しい場合も多いでしょう。
だからこそ専門家とともに会計情報とその背景にある事業活動を紐づけて壁打ちを重ねることに意味があります。
わからなければわかる人間と一緒に考えれば良いのです。
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